「The Psychology of Money」 著者:モーガン・ハウセル

読書記録

おすすめ度

★★★★☆ (4/5)

内容

 いつものように書店に行くと、書店で一番目立つところに本書が置いてありました。

「なんだ、なんだ」と思い、パラパラーと中身を読み進めると、割と面白そうな予感

基本的に、メルカリ、ブックオフor図書館を利用するのが私のスタイルですが、「第15章 この世に無料のものはない」を見てしまい、

「まぁ、そうだよなー」と共感したため、その場で即決

本書は、株式投資などについて書かれた本ではなく、お金に対する考え方について書かれた本でした。

お金とうまく付き合うには頭のよさよりも、行動が大切」が本書の主題で、共感できる箇所が非常に多かったです。

以下、目次をそのまま引っ張ってきました。気になる章が一つでもあれば、読んでみることをお勧めします。

第1章 おかしな人はだれもいない

第2章 運とリスク

第3章 決して満足できない人たち

第4章 福利の魔法

第5章 裕福になること、裕福であり続けること

第6章 テールイベントの絶大な効果

第7章 自由

第8章 高級車に乗る人のパラドックス

第9章 本当の富は目に見えない

第10章 貯金の価値

第11章 公理的>数理的

第12章 サプライズ

第13章 誤りの余地

第14章 あなたは変わる

第15章 この世に無料のものはない

第16章 市場のゲーム

第17章 悲観的主義の誘惑

第18章 なんでも信じてしまうとき

第19章 お金の心理

第20章 告白

心に残ったこと

特に、心に残った6章と7章について、綴ろうと思います。

第6章 テールイベントの絶大な効果

テールとは、結果の分布図において、最後尾の部分を指す言葉である。

テールの力とは、「少数の事象が結果の大部分を占める」ということである。

ビジネスや投資など幅広い分野で、このテールの力が働いている。

投資において、銘柄選択の大半は失敗するものである。しかし、その中で成功する銘柄を少しでも、ポーチフォリオに組み入れてさえいれば、トータルで勝利することができる。

他の身近な例で考えてみると、(自分的に)

高校野球において、チーム内に高い能力を持った投手が1番手の投手が1人いれば、たとえ味方の野手が上手でなくても4回戦やベスト16まで勝ち進むことができるということである。

成功者と言われている人もたくさんの間違いを犯しているので、間違いを犯しても気にしないことが大切である。

第7章 自由

モノでではなく、時間こそが人生を幸せに導く

幸せの定義とは、人ぞれぞれで異なり、一概に断言することはできない。

ただ、誰にとっても共通の要素は存在する。それは「思い通りの人生を送れること」である。

好きな時に、好きな人と、好きなだけ、好きなことができる。

これこそがお金が人生にもたらす最高の配当である。

身近な例を挙げよう(自分的に)

高速道路を使用すれば、高速代はかかるものの時間短縮になる。

同じように、特急列車に乗車すれば、追加の料金が発生するが、目的地に早く到着する。

これらはお金で時間を買うことができる実例である。

これらと同じように富があれば、労働時間さえもお金で買うことができてしまう

最後に

平易な内容かつ読みやすい本であった。お金に対する考え方が主な内容であったが、得るものは多かった。

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